学長挨拶
国学院大学北海道短期大学部
学長平野 泰樹
2019年4月
国学院大学北海道短期大学部、学長就任
国学院大学は、明治15年(1882年)に創設された皇典講究所に始まる、日本で最も古い私立大学の一つです。「國學院」の名称は古く、明治23年(1890年)に皇典講究所に設置された国史、国文、国法を攻究する学校「國學院」に由来します。国の根本に関わる学問を攻究する「國學院」は、明治39年(1906年)に私立国学院大学、大正8年(1919年)に国学院大学と改称し、大正9年(1920年)には大学令による大学に昇格して、今日の国学院大学へと発展しています。
学校法人國學院大學は、滝川市を中心とする地域の熱い要望に応え、創立100周年を記念して昭和57年(1982年)に國學院女子短期大学を設立しました。それが現在の国学院大学北海道短期大学部です(平成21年<2009年>に改称)。国学院大学の一教育部門となったことで、本学は地域立大学として地域との連携をさらに深め、また教育研究においても国学院大学が推進する21世紀研究教育計画(第4次)を実行し着実に成果を上げています。
本学に集う学生は、北海道から沖縄までその出身地は多様です。その意味で、本学は多様な地域文化の交流の場となっています。卒業後の進路では、就職のみならず、国学院大学全学部への多くの編入学(推薦枠185人)を実現しています。また、教員(幼稚園・小学校・中学校・高等学校教諭)となった卒業生も多く、教員養成にも力を入れています。近年、本学への受験生が大幅に増えているのは、国学院大学と一体化したことによるこうした教育成果が高く評価されているからにほかなりません。
10代の多くの若者は人生の迷い人です。人生をどう生きればいいのか常に自問しています。国学院大学北海道短期大学部は、未来の扉を開く学び舎として、真摯に自分を見つめ自分の将来を考えようとしているあなたを待っています。