国学院大学北海道短期大学部国学院大学北海道短期大学部

氷点下における雪洞滞在実験の実施について

2025年2月14日

 2月6日から8日にかけて、本学において氷点下における雪洞滞在中の体温変化に関する研究実験が実施されました。本実験には、研究代表者でもある川崎医療福祉大学の小野寺昇教授や国学院大学の原英喜名誉教授をはじめとする研究スタッフ14名が道外から訪れ、幼児・児童教育学科の田中一徳教授が受入れコーディネーターを務めました。また、本学の学生や卒業生8名も研究スタッフとして協力しました。
 初日は本学キャンパス敷地内に雪洞を掘り、実験の準備を行いました。2日目からは、統一された下着、防寒ウエアにアルミシートを着用し、雪洞滞在時の体温や心拍数等の変化を調査しました。本研究は、冬季の登山やバックカントリースキーにおける遭難事故対策や、寒冷地における避難行動や防災対策の可能性を探る目的も含まれています。
 本学での雪洞実験は2017年より、コロナ禍の期間を除き継続して実施されており、実験結果は例年日本登山医学会学術大会での学会発表や論文としてまとめられています。
 本研究に協力した学生は、実験を通じて研究者の動きや研究の視点など貴重な経験を積み、授業では学ぶことができない寒冷環境における人体の適応について実践的に学ぶ機会となりました。今後も継続的な研究が期待されます。

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