本学を卒業した市東真一氏が、『祭礼における権威創造の民俗誌-旦那衆・町鳶・若連』(御茶の水書房 2022刊)を出版しました。
2022年2月15日
平成25(2013)年3月に本学を卒業した市東真一氏が、『祭礼における権威創造の民俗誌-旦那衆・町鳶・若連』(御茶の水書房 2022刊)を出版しました。
埼玉県熊谷市の祇園祭系“熊谷うちわ祭”を調査・分析した論文を中心に構成され、祭礼で活躍する鳶などの職人と彼らを雇う旦那方・旦那集の相互交渉の中で、どのように祭りの権威・権力が創造、受容されてきたのか、人びとを引き付ける祭りを民俗誌的に考察しています。
市東氏は国学院大学文学部、神奈川大学大学院を修了し、神奈川大学日本常民文化研究所の特別研究員として、祭礼と祭礼組織などの調査・研究を行い、令和2年度の第40回日本民俗学会研究奨励賞を受賞し、民俗学の若手研究者として、将来を期待されている一人です。